住宅ローンと過去の市場金利推移

住宅ローンと過去の市場金利推移を長期的な時系列でみていくと見えてくるものもあります。

長期固定金利は10年国債をベースとしており、変動金利は短期プライムレートが基準となっています。
以下のフラット35の履歴は2003年~のものですが、10年国債金利を基準にすると0.7%~1.7%程度上回っていて平均すると約1.2%となります。


この20年ほどは低金利が続いていますが大きい枠組みでみると上下動を繰り返しています。
2017年11月時点のフラット35の金利は1.17%(団体信用生命保険を除く)となっています。

2016年2月には国債利回りがマイナスに突入し、平成28年8月にフラット35は過去最低の0.9%を記録しました。

さらに過去にさかのぼると10年国債は1990年9月には8%を超え、同時期に変動金利の指標となる短期プライムレートも8%を超えているという時期もありました。

ひと昔前に住宅ローンを借りていた方のお話を伺うと、実際にそれぐらいの金利で借りて「住宅の購入額と同じぐらい利息を払った」というようなことを聞くこともあります。

仮に借入額3000万円を金利4%で35年にわたって返済すると約2500万円の利息を支払うことになります。
世界的な低金利の傾向もあり、そのように再び上昇することがあるのかはわかりませんし、将来の正確な金利の予測は誰にもできません。

ただ、住宅ローンは一般的には35年等の数十年に及ぶ長期契約であり、そのリスクは個々の借り手に帰属することになります。

従って、目先の金利だけでなく、将来の収支状況や余剰資金の把握、繰上返済や返済可能時期を可能な限り綿密に計算してリスク管理し、安心できる返済計画をたてていただければと思います。

 

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